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『アトピー性皮膚炎, 皮膚科の治療』についての質問一覧 - にいざわ皮ふ科

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『アトピー性皮膚炎, 皮膚科の治療』に関するFAQ

2 アトピー性皮膚炎の外用薬、いろいろあるけどどう違うの?/2006年12月20日

アトピー性皮膚炎(AD)の治療の3本柱は、外用治療、スキンケア、悪化因子の回避ですが、もっとも重要なのが外用治療です。 AD治療の外用剤には以下のものがあります。

1)ステロイド外用剤  50年以上の歴史があり、世界各国でADの治療の中心となっています。アレルギー性炎症を抑制し、赤み、かゆみ、ぶつぶつを改善させます。種類が豊富で、強いものから弱いものまで様々ですが、外用する部位、重症度、年齢などを考慮して種類を選択します。長期間外用した部分に皮膚萎縮など副作用をきたすことがあるので、医師の指示を守ってお使いください。外用剤で全身への副作用を心配する必要はありません(大量かつ長期に使用する特殊なケースのみ)。
2)免疫抑制剤(プロトピック)  リンパ球(免疫細胞)やかゆみ神経に作用しますが、他の正常な組織に作用しないので、長期使用してもステロイドのような皮膚萎縮がおこりません。特に顔面の難治性の発疹に有効です。外用により短期間ほてったりひりひりするのが欠点。2歳未満の小児や妊娠中には使えないなど制約もありますので、医師の指示どおりに使用してください。
3)非ステロイド系外用剤  症例、小児、顔面の発疹に使われることがありますが、効果は前2者に比べて弱く、またかぶれ(接触皮膚炎)を起こす事も多いので、ステロイドでないという理由だけで多用するのは問題があります。欧米ではアトピー性皮膚炎の治療には使われていません。
4)その他  保湿剤(ヒルドイド、尿素系など)、保護剤(ワセリンやアズノール)の仲間は安定期のスキンケアに使います。発疹がおさまっても敏感肌は続くので、よい状態を保つことが重要です。

追記;2010年4月、ヨーロッパでは非ステロイド系外用剤 アンダームが発売禁止になりました。日本でも同5月から発売中止になります。湿疹やアトピー性皮膚炎の治療薬のはずが、かぶれ(全身に拡大することあり)やアトピー性皮膚炎の悪化要因となるリスクが高く、薬としては有益性が少ないと判断されたものです。

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