局所多汗症についてのご相談ですね。 手足の汗の出かたは個人差が大きく、ほとんど乾いている方や、したたるほど沢山汗をかいてしまう方もいます。緊張したりストレスが加わる、また気温が高いと、汗は多くなります。 どこまでが正常でどこからが病気という厳密な区別はありませんが、パソコンなど扱う職種では、キーボードに汗が落ちるなど困った事態を招くほどであれば、やはり何らかの対策を考えてもいいと思います。 まず、マイルドな内服薬から始めます。当院では、自律神経調整剤のグランダキシンを選択します。7〜8割の方にそれなりの効果(発汗が半分程度になる)があります。副作用は2〜3%と少なく、めまい、口渇、便秘程度です。夏の期間のみ内服する方が多く、1年中内服するということはあまりありません。 錠剤を希望しない方、効果がない方には体質に応じた漢方治療をご提案します。 多汗症の他の治療としては、塩化アルムニウムを外用する、イオン導入、ボツリヌス菌毒素を注射するという方法もありますが、効果が一定しないのと調剤が難しいなどの理由で、残念ながら当院ではやっておりません。 内服など様々な方法で全く汗の量が減らない方は、手術で胸部の交感神経を切断するという最終選択もありますが、長野県下では行われていないようです。 以上ご参考になれば幸いです。
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