多汗症には、全身多汗症と、手足やわきなどの局所多汗症があります。局所多汗症についてはQ&A27と36を参考になさってください。 全身多汗症は以下の二つに分類されます。 1)基礎疾患のある多汗症 甲状腺機能亢進症・副腎の腫瘍・薬剤の影響・感染症などで生じることがあります。この場合、他の症状(動悸・発熱・体重変化など)を伴いますので、内科での診断が必要になります。 2)特に基礎疾患のない、いわゆる体質的な多汗症 暑い環境や激しい運動に伴って発汗量は増加します。汗が出る部位はひたい、胸、背中、前腕、大腿部などで、この気化熱によって体を熱中症から守るのです。特に額の汗は、大切な脳がオーバーヒートしないように維持する大切な反応です。 ただ、同じ運動をしても人によって汗の出方にはずいぶんと差がありますし、年齢によっても汗の量は変わってきます。小児と高齢者は少なく、思春期以降から成人期に最大となります。暑い季節や、暑い地方に生まれた方は発汗機能が高いようです。 一方、あまり運動をしないのに汗っかきな人もいますね。色白でぽっちゃりした方には漢方を使います。また、自律神経を調整する内服薬もあり、発汗をある程度減らすこともできます。副作用は少ないので、夏の間だけ数ヶ月内服する方もいらっしゃいます。 以上、ご参考になれば幸いです。
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