トップページ » FAQ » 『湿疹・皮膚炎, 皮膚科の治療』についての質問
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、手のひらや足底の皮膚に小水疱・小膿疱が次々とできて、乾燥・赤み・皮むけを繰り返す疾患です。膿疱はできますが菌はまったくいない無菌性膿疱です。時に水虫と間違われることもありますが、検査によって菌がいないことで区別できます。 困ったことに、手に症状があると、見た目が悪くて人に誤解されやすいですが、決してうつるような疾患ではありません。原則ご本人だけ、皮膚だけの病気ですが、時に関節痛(特に胸骨の付け根)が合併します。 先進国に多く、原因はいまだわかりません。ただし、この病気の方は歯が悪いことが多く、歯の慢性の化膿病巣の影響や、歯科金属のアレルギーの関与も指摘されています。扁桃腺が化膿している場合、扁桃腺手術を受けると60〜70%が軽快すると言われます。この疾患では禁煙が推奨されています。たばこをすっていらしたら、やめた方がいいでしょう。 通常、ステロイドやビタミンDなど外用剤でコントロールを目指します。紫外線治療も有効です。重症例には内服もありえます。一時、ビオチンというビタミンが話題になりましたが、それだけで治る方はあまりいませんね。 通常は、数年単位でつきあう慢性の疾患です。ご本人の都合などを考慮して治療を組み立てていきます。あきらめず、気長に取り組みましょう。
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