トップページ » FAQ » 『アトピー性皮膚炎, レーザー治療, 女性の皮膚科』についての質問
アトピー性皮膚炎と唇について。アトピー性皮膚炎の方は、とにかく化学物質に弱くかぶれやすく、何よりバリア機能が弱いのです。とくに唇の皮膚は、アトピーでなくても薄いもの。口唇には、乾燥・摩擦・用のない化学物質・界面活性剤(つまり洗剤の仲間)が特に大敵です。
リップクリームでかぶれてくるアトピー性皮膚炎の方が多く見受けられます。皮肉なことにリップは、健康で湿疹のない人を対象にした商品なので、アトピー性皮膚炎では逆に添加物でトラブルを起こす事がしばしば。できたらリップクリームはやめて、ワセリンのみにしてください(できればなるべく良質の)。リップと違って時間のもちは悪いですが、基本的には食べても安全で、添加物ゼロですみます。ワセリンの上に日焼け止め(ノンケミカル、低刺激)を塗るのはかまいません。夜もワセリンをたっぷり塗ってお休みください。
ワセリンは石鹸で落ちますが、100%完全に落とす必要はありません。唇のようなデリケート部分にダブルクレンジングなどもってのほか。化粧水、美白美容液、乳液、保湿クリームのフルコースにはたっぷりと界面活性剤が入っていますので、いくら無添加といえども洗剤を塗り続けるのと同じ。これらの商品もまた、病気のお肌のためには設計されておりません。
無理な摩擦や化学物質で炎症が悪化すると、唇にしみのような色素沈着が残ってしまいます。通常は炎症がおさまって半年から1年で治りますが、色が残って海苔がくっついたみたいに目立つ人は、レーザーが有効です。アレキサンドライトレーザーという種類は、肌色や赤には全く反応せず、褐色にだけ反応しますので、色素部分のみが薄いかさぶたになって、色が取れていきます。
もちろんレーザーはご本人の自由ですが、私に言わせればレーザー(自然光の一部)よりも、唇に人工的化学物質をフルコースで塗り続ける方がコワイです。ご参考になれば幸いです。
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