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『子供の発疹, ウィルス性イボ, 皮膚のウィルス感染症』についての質問一覧 - にいざわ皮ふ科

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『子供の発疹, ウィルス性イボ, 皮膚のウィルス感染症』に関するFAQ

73 8歳の息子のことですが、右足の親指の腹に、うおのめみたいなものがあります。1ヶ月前気がついてほって置いたのですが、ちょっと大きくなって、本人が痛いというので見たら5ミリくらいになっていました。靴が合わないのでしょうか。反対の足は何もないです。/2010年04月21日

 うおのめではなく、ウィルス性のいぼでしょう。正式には尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)という長たらしい病名ですが、皮膚のささいな傷からウィルスが侵入して、そのまま皮膚に巣を作ってしまったものと考えていいです。
 小学生に多く見られ、40人クラスで平均2〜3人はいるとされます。うつると言ってもすべての人にうつる事はまずなく、いぼになりやすい体質や家系はあるようです。プールや脱衣所の床でうつったのでしょうね。プールの水ではうつりません。
ちなみに子供には、うおのめはまずできません。うおのめ・タコは加重による皮膚の角化で、一種の老化現象です。
 疣贅(ゆうぜい)を起こすウィルスは、ヒト乳頭腫ウィルスといい、世界中に広く見られる、ヒト固有のウィルスです。現在100種類以上が知られており、一部のものは皮膚にいぼ(良性腫瘍)を作り、一部のものは粘膜に感染していぼ(コンジローマ)や癌を発症させます。今話題の、女児への子宮頸がんワクチンは、この悪性化ウィルスを標的にしたものです。
 横道にそれましたが、子供の足の裏のいぼが癌化することはないのでご安心を。
 子供のいぼは、自然治癒も多く、2年で6〜7割が治ると言われます。ただし、いぼが大きくなって痛い、走るのに邪魔、手の甲や顔で人に見られるなど日常で困る条件があれば、自然治癒を待たずに治療する適応となります。最も代表的なのは液体窒素凍結療法で、いぼの病変部のみ液体窒素(マイナス196度!)で凍らせ、いぼを凍傷でカサブタにしていく方法です。1〜2週間に1回の通院ですが、1回で治ってしまうこともあれば、半年かかってまだいぼが生き残ることもあります。欠点は、冷たさを通り越して若干痛いです。
 他にも、ウィルスの消毒薬、酸で凝固させる、ヨクイニン(ハトムギ)の内服、免疫療法など色々ありますが、野球で言うとホームランのような一発解決はなく、みんなシングルヒットや二塁打程度の治療効果です。放置して経過を見る、というのも治療のひとつと考えて、総合的に判断します。
 痛くて邪魔で、ご本人が治療を希望するなら診察にお越しください。

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