トップページ » FAQ » 『女性の皮膚科, 皮膚の加齢現象, 美容皮膚科』についての質問
皮膚の老化のメカニズムが色々と解明されてきました。特に一卵性双生児の研究で、持って生まれた遺伝子は全く同じなのに、その後の生活で明らかに若い人と老ける人を比較することで、老化を促進させる因子がいくつも明らかになっています。
まず、皮膚だけでなく全身すべての臓器を老化させる要因。それは酸化ストレスだそうです。酸化とは体の細胞が錆びていくこと。普通に呼吸している酸素では心配ありませんが、以下の要因に心当たりがあれば、できる限り避けてみてください。
最大の酸化ストレスは、何と言ってもタバコです。できれば即やめましょう。大気汚染も同様に大きな原因ですが、個人の努力だけではなかなか避け切れません。
運動のしすぎ、過労、寝不足も影響します。
食べ物では、食品添加物や発がん性のある物質の摂取、ひいては食べすぎも酸化ストレスに。お酒の飲みすぎももちろん悪影響があります。
精神的ストレス(怒り、不安、恐れ、驚き)も体への酸化ストレスになるそうです。
がんの治療に使われる抗がん剤やX線も、当然ですが組織にダメージを与えます。
要するに、全身の健康に悪いことは当然皮膚にも悪いのです。
次に、皮膚の特有の老化として光老化があります。高齢者の顔や首に深いしわやシミがあるのに、その人のお腹の皮膚は意外なほどシワもシミもなく若いこと、よく経験しませんか?日光に繰り返し当たってダメージが蓄積すると、光老化という、皮膚だけの老化現象が起こるのです。
無駄に日を浴びないように、戸外では顔や手の甲に日焼け止めを。帽子、日傘、手袋、長袖などでも防御した方がいいですね。
とはいえ、日焼けを恐れるあまりまったく外に出ないとか、日光を完璧にさけるのは本末転倒。不健康この上ないです。適度な戸外活動は皮膚のビタミンDの合成を促すため、骨粗しょう症を予防したり、皮膚以外の癌への予防効果もあるそうです。
以上から、皮膚を老けさせない生活習慣としては
1)きちんとした紫外線対策
2)早寝早起き、ストレスをうまく乗り切るライフスタイル
3)たばこや食品添加物を避け、ご飯、野菜、魚、大豆製品主体の和食生活
がおすすめです。時々ファッション雑誌でモデルさんの私生活が公開されていますが、やはり生活の基礎がきちんとしていますね。高級な化粧品を使う以前に、考えていただきたいことです。
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