長野市出身で昭和一桁生まれの人に伺うと、長野では昔しもやけを『ゆきやけ』と呼んでいたそうです。しもやけは都会の人が使う言葉だったとか。長野も次第に都市化してTVも普及するにつれ、今では『しもやけ』が標準語になりました。
近頃は雪焼けという言葉をを、スキーに行った後の日焼けの意味で使う若い方もいるようで、時代を感じます。
しもやけは、寒冷はもちろんですが、湿った状況で強く誘発されます。個人的な体験ですが、長野県の諏訪地方にいたころはしもやけはありませんでした。冬は非常に寒く、零下10度以下もザラでしたが、雪のないからっとした気候でしたから。しかし、秋田に転居したら生まれて初めてしもやけになってしまいました。秋田の冬は、気温こそせいぜいマイナス2~3℃ながら、雪の多い地方のため常に路上に積雪がありました。ブーツのわずかな隙間から水が入って湿ったのがしもやけの原因。完全防水の長靴にして、部屋にこたつを入れたらしもやけは治りました。
そういえば、秋田にいたころ、職場(大学病院)に、関西方面の考古学者の先生から問い合わせをいただいたことがあります。文献でしもやけの記載が出てくるのだが、ご自分も周囲の人もしもやけをまったく経験したことがなく、どういうものか教えて欲しいとのことでした。電話で一生懸命ご説明したものの、果たして理解していただけたかどうか?
しもやけの方へのアドバイスですが、靴は完全防水にする、靴下が湿ったらこまめに履き替える、手を洗ったらきちんと拭いて乾燥させる、外出には手袋を着用する、などが大事だと思います。